お客様各位:ITサポート如きにお客様精神を振りかざされても困ります
- プロパーになって分かる「対等」という立場のありがたみ
- お金が入った瞬間、それらの関係は簡単に崩れ去る
- 本題に行きつく前にやたらと時間がかかる人
- キングオブクレーマー賞はマイファザーにあげたい
- 田舎の悪い粘着性とお客様精神
- 反面教師チャンピオンシップを勝ち抜いたからこそ出来る芸当
- 難しいけど環境を変えられるよう逃げ続けるしかない
プロパーになって分かる「対等」という立場のありがたみ
前職でITサポートやSEを経験をして異業種に転職。
本業を片手間にやりながら、今の会社にでもITサポート的なことをやらせてもらってます。
まず最初の頃、よく言われたのが「なさる」とか「いたす」とかそういうのは変だから治した方がいいよ。と言われたこと。
もうクセみたいなもんだなんだよね。「する」とか「やる」とか言うと言葉尻ついて、お客様精神を振りかざす人がいたもんだから。
今のホワイトの人たちは、そういう見下しをしてこないです。
当たり前だ。そんなんしたら部署外の抗争に発展するし、向こうはPCでなんか困ったときに見てもらえないかもしれないと思うのだろう。まぁ、こっちは仕事だし、そんなつもりは毛頭ないけど。
いわばギブアンドテイクみたいなものなんですよ。役職等が違えど、立場を対等に扱ってくれるんです。
お互い仕事の内容が分からないから、お互いが「なんかすげぇ」って崇拝しあうし、それが抑止力にもなってお互いがマウンティングを取りにくくなっている。
だから、仕事がスムーズになってるんですね。
逆にこっちが本業のお仕事教えてもらうときも割かしスムーズで助かってます。しかし、対等の立場でサポートに尽力できるということがこれほど快適だったとは…。
お金が入った瞬間、それらの関係は簡単に崩れ去る
しかし、1円でもお金が発生すると「俺の方が偉い」「教えてもらって当たりまえ」みたいな風潮を振りかざす人間はどこにでもいます。私もよく経験しました。
まぁ、会社や大学のITサポートはまだマシなほうなんだろう。ドコモショップ店員の人とかは多分もっと地獄だと思う。「スマホのパスワードをハックしろ」とか平気で言ってくる老人がたくさんいそう。
いや、大学のITサポートやってるときはやたらと学生にも「ハックしろ!」よく言われたけども。シュタゲの見すぎなんだよ…。
本題に行きつく前にやたらと時間がかかる人
やべぇやつほど基本、会話が成立しないんですね。基本イラついてるし、すぐにこっちの話を遮る。
こっちに「やれ」っていいながら「汚らわしい手で触るな」と言われることも。まぁ、流石にこれはレアケースですけどね。自分は2人しか経験がありません。
PCの症状をなかなか言ってくれない。そしてプライドが高すぎて、自分の失敗だと勘違いし言いたくないのだ。さらに逐一こっちの重箱の隅をついて話を遮る。
そうなると、こちらがコナン君みたいな推理をして症状を推察するしかない。会社や大学の場合は、そのときエクセルやコントロールパネルを開いてたりするから時間を膨大にかければ推察は可能だが、業務効率はとにかく最悪でした。
だって、問題点を見つけるだけでも困難を極めるのに、こっちにPC触らせてくれないんだもの。
キングオブクレーマー賞はマイファザーにあげたい
ちなみに同様のクレームをうちの親父からもされたことがある。そういう意味では経験は3人です。
親父は「実家に帰ってこい」と命令したわりに2時間たっても自分の自慢話に話をすり替えて症状を一切説明しない。しかも、こちらに一切喋らせないよう全部話を遮ってくる。なので、迷宮入り。
あとでLINEで鬼嫁である母に「殴れ」と言っときました。欲を言えばスタープラチナのように殴ってほしい。もしかしてオラオラですかぁ!?
なんか知らない業者でも呼んでお金をボッタくられたかもしれんが、何も知らないし知りたくもない。とりあえずクレーマーキングは親父である。おめでとう。
実家のド田舎は、次男以降の人間は長男のスペアであり、死んでしまっても構わないという悪習がある。実家に嫁いだ母は違うが、父方の親戚はだいたいこういうセリフを普通に吐く。女に産まれてたら体罰とか普通にしてきたんだろうな。
田舎の悪い粘着性とお客様精神
すべてがすべて悪い田舎しか存在するわけではないんですが、私は良い田舎をみてきたことがないのです。お許しを。
ただ、悪い田舎の粘着性とお客様精神は似てるとまではいかないが、ある程度の共通項がありそうな気がする。
それは、弱い人間を探そうとしているということ。「他の人には強く言えないけど、こいつなら見下してもいいや」という何かを感じるんです。
プライドが高いからだれかを見下したくてたまらない。ただ、自分の「対等」以上の人間には強く言えない。だから弱い人間をサンドバックにしようとするんです。
PCの解決がきっかけなんでしょうけど、途中からサンドバックが目的にすり替わっちゃうんでしょうね。途中から修理とかどうでもいんですよ。
もうリスクを負ってでも潰したくて潰したくてたまらない…そういう衝動に刈られるんでしょうね。会社の仕事が終わらなくても、大学の出席に遅れても、鬼嫁に殴られても。おとなもこどももおねーさんも。
お金によって生じた立場の乖離、田舎のローカルルールから生まれた悪習からの立場の乖離。その乖離性を勘違いして『こいつは俺より「下」なんだ』という脳内設定から生まれるものなんじゃないかと。
こっちは乖離性なんて発想は微塵もないのに、いきなり中二病の乖離性ミリオンアーサーを投げつけてくるんですよ。
反面教師チャンピオンシップを勝ち抜いたからこそ出来る芸当
こういう「見下し」の行為は、本来、幼いころとかは普通にやってきたものなんですよ。小学校でテストの点数が良かったとか足が速かったとか。そんで「はい!俺の勝ちぃ!」みたいな。
でも、途中で気づくんです。小学校高学年とかになって友達とかやってるのを見ると「あ、これ。今まで普通にやってたけど、傍から見たらイタいやつだったわぁ~。やっべぇ~」って反面教師的に気づくものなんです。
私は小学校敗退でしたが、勝ち抜いた奴が中学校でまた特選選抜戦が開催されるわけなんですね。
そこでも治らなきゃ高校、大学で止まるんですよ。そこを勝ち進んで社会に入ってきた人は反面教師チャンピオンシップロードを勝ち抜いた人に他ならないわけです。
今、あなたは「俺の勝ち!」なんてセリフ言えますか?恥ずかしくてなかなか言えないですよね?でも大人になっても言える人は言うんです。
反面教師チャンピオンシップを勝ち抜いた人が大人になって「俺の勝ち! 何で負けたか、明日まで考えといてください。ほな、いただきます。」とジャパンコーラを飲むわけです。
難しいけど環境を変えられるよう逃げ続けるしかない
そんなわけで仕事がある種理想的な環境になってほっとしてますが、なかなかこういう環境は少なかっただろうなぁと思います。
プロパーだから見下しにくいってのはあるけど、チャンピオンシップを勝ち抜いた人はプロパーとかそんな状況なんて関係ないですからね。
ゲーマーは見下され属性でもあるんですかね?カービィの格闘王への道やってたらチャンピオンシップの人から推薦されるとか。
しかし、悪しき職場から逃げられても家族や親戚からはなかなか逃げにくい。親父があんなんだと鬼嫁母のガードがないと逃げられないのが辛い。
いい年して実家に帰った時にスネ夫の如くママの背中に隠れるなんてまっぴらごめんなのだが。ママのありがたみはUNDERTALEだけで充分なんですよ、こっちは。
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