老後2000万円問題解決したのでサイドFIREしたい

低年収30代が貯蓄2500万を資産形成するに至ったケチくさ記事を書いています。

【労災5号用紙・6号用紙提出体験】労災保険の手続きとは:休業補償も通れば完治まで給与の8割出て悠々と暮らせるのだが、そんな魅力的な制度を周りは誰一人として知らない。

 

 

 

 

 

労災申請のお話

私は前の会社でぎっくり腰を3回もやって退職しました。

そして今の会社の面接でも「腰が弱いしまだ完治していない。次やったら長期間働けないなくなるかもしれない」という旨ははっきりと当時、面接官だった部長には伝えていた。

しかし、実際にケアされていたかというとそういうわけでもなかった。

だから、最初っから電動のこぎりで木箱を解体をするような仕事やらせたり、硬い地べたに座って配線作業なんかもやらされたこともあった。

向こうはケアしてたつもりだし、一般的な体力を持っている人だったら大丈夫だったろう。

自分も毎日じゃないから大丈夫だと思っていたが、とある日、ぎっくり腰を発症し救急車に搬送された。

その際、知識としてある程度は知っていたが、実際に労災の手続きに初めて行ったため、備忘録として残しておきたいと思う。 

 

…なんか、あんまし周知とかされないんかな。先輩達とかも何も労災について全く知らないようでした。

「入院費が労災で出るかどうか分からないから民間の医療保険に入っておくように」とまでいう先輩もいる始末。

 

マウント取ったところでしょうもないので黙ってたけど、まったく違うで。

最終的には治療費はタダになるんやで。入院費も出るで。薬局代も出るで。

それどころか長期入院になったら80%の給与保証まであるんやで。だからなおさら医療保険なんか入る必要ないんやで。

あと、通勤中も労災の対象になるんやで。(勤務中と通勤中では申請書類は異なりますが)

 

ちなみに労災として認められない場合は、治療費は実費ですが、会社の健康保険会社から傷病手当金が出るならば66%の給与保証がされるので、ケチくさなミニマリストには十分なニート生活が楽しめます。

ちなみに医療保険の不必要性についてはコチラに記述しとります。

 

niga.hatenablog.jp

 

つまり給与保証に関しては労災と傷病手当金の2重のガードがあるわけです。(どちらか片方しか申請は通りませんが)

万が一、労災隠し(違法行為)をするような超絶ブラック会社だったとしても傷病手当金が通れば、簡易的なニート生活は送れるってことなんですね。

ゆっくり治療に専念しましょう。なので、正社員は休み中にケガしても大丈夫なんですよ。

【治療費保障】ざっくりとした手順。病院でも薬局でも

さっきも言いましたが、労災として認められると治療費は無料になります。

ただし、多量の金を一時的に払う可能性があります。

 

順に話していきましょう。

労災指定病院以外の診療所で治療を受けた場合は若干返金手続きが異なります。(診療所で応急処置を行ってから大病院に行く場合など)

 

まずケガをしたとします。それが労災として認められましたとします。

病院でも薬局でも下記の手続きをすれば治療費の返金が可能です。

①救急で医者に診療をしてもらう。

②病院の会計で健康保険証を見せずに「労災です」と伝える

③会計の指示に従い、一時金を払う。返金用提出書類【労災申請書類の様式】を教えてもらう。(勝手に教えてくれます)

  • 例:【指定病院】勤務中:様式5号 通勤中:第16号の3 
  • 例:【指定病院以外】勤務中:様式7号 通勤中:第16号の5

④会社の人に返金用書類の様式を伝える。

⑤後日、返金用提出書類を提出する。

【治療費保障】最終的にはタダになるけど、一時的に多量の金を払う

注意点ですが、労災なので、健康保険証は提出しないでください

返金はできなくはないかもしれませんが、後々、手続きがめんどくさくなります。

 

会計の人からすれば、労災じゃない人がデフォなので

そこは伝えないと向こうは分かりません。

 

いきなり会計に「第五号の書類を会社に貰ってください」って口頭で言われても、前提条件とかが分かってないと書類の字ヅラが想像できないかもしれません

ましてや緊急事態なので頭が回らないかもしれません。

なので暗記はしなくていいですが、概要だけさっくり覚えておいておくと楽です。

 

なんか数字的なホニャホニャ号の書類出せばいいのかー』くらいしか私も覚えてませんでしたでもそれだけで大分違います。

構えるポイントが数字覚えるだけでいいですから。17号とか18号とかドラゴンボールの人造人間的なみたいなイメージで。

 

返金は病院に提出書類を出してから返金をします。

そのため、病院に一時金を出す必要があります。

病院によっては「一時金はなくていいですよ」という所もあれば「保険適用外のお金…つまり10割負担の金額をお預けください」という所もあります。

数千円とかの一定金額だけっていうのもあるのかもしれません。

 

私の場合は保険適用外の金額を一時的にとはいえ、3万くらい預けましたかね。薬局でも保険適用外の5000円位預けました。

でも、後で無料になることがわかってたので「治療費が高くなってもいいんでコルセットも追加で」って言ってましたけど。

つい癖で言ってしまったけど薬もジェネリックにしなきゃよかった。これは反省点ですね。

 

私の場合は入院はなかったので後日返金となりましたが、

長期入院中ならば会社の人に申請書類とか持ってきていただけるならば一時金は必要ないかと思います。持ってこない会社ならば、親族に一時的にお金を引き出してきてもらうか一時的に借りましょう。申請書出せば返ってくるので。

 

 

財布に常に5、6万くらいは入れときましょうって話ですね。

カツカツだと、コルセットの追加注文を生ビール追加みたいなノリで言えないですからね。どうせ金は後で全額返ってくるんだから色々と貰わないと損でしょ?

 

最終的に書類出したら治療費はタダになりますけど、後日、土日にきて電車代つかって病院や労働基準監督署に行って返金してもらいます。

なので、総合費用はタダじゃないですよ。貴重な土日も潰しますしね。なんだかんだでケガしないのが一番です。

【給与保証】休業補償について

実際日帰りで帰っちゃったので、下記の手続きは全くやっていないのですが、長期入院になっても1年半以内なら給与の80%が支給されます。(休業補償)

休業補償に関する給付要件は下記のサイトを引用させて頂きます。

休業補償の給付要件としては、3つの要件を全て満たす必要があります。原則として、怪我や病気で仕事が出来ないことが前提条件です。

  1. 療養していること。
    医師の指示により、自宅療養している場合を含みます。出勤できない状態であることが支給要件です。
    労災の休業期間については、医師の意見が絶対となることが多いので、必ず医師の診断書を用意してもらいましょう。
    診断書にかかる費用などは会社負担で支払います。
  2. 労務に従事することができない状態であること。
    これは当然ですが、出勤して仕事が出来るレベルの災害であれば、労災保険からの給付自体が不要です。働ける状況にないというレベルの身体ダメージでなくてはいけません。
  3. 賃金の支給を会社から受けていないこと。
    平均賃金の60%以上の賃金を受けている場合には不支給となります。
    賃金ではなく、補償金ならば問題ありません。
www.reloclub.jp

【補足】転院してもOK!(提出書類は変わってしまうけど)

救急車で運ばれた病院が家から遠かったり、通うのが難しい場合は、転院しても大丈夫です。

指定病院から転院した場合は提出書類が5号ではなく6号になります。これも会計の人が説明してくれるので暗記の必要はありません。

大事なのはやはり会計での話です。正直医者よりも緊張します。 

絶対に健康保険証は出さずに「労災です」と伝えましょう。

これも転院後の病院に提出書類を出せばOK。

会計で「労災です」と伝え、申請書の種類を聞くだけの簡単なお仕事です。

長々と書いてしまいましたが、やることはシンプルです。

①病院・薬局の会計で必ず「労災です」と伝え、健康保険証を誤って出さないようにする。一時金を払う。

②会計の際、提出書類の【数字】を確認する。(5号とか6号とか)

③復帰後、会社の総務の人にそれぞれの病院・薬局の提出書類の【数字】を伝える。

④事業主(社長)が押印してくれた提出書類を記入し、病院・薬局に持ってく。

 ③ですが、A病院行った後にB薬局に行った~とか全部の経緯を口頭で言ってもいいですが、

A病院【5号】B薬局【5号】C病院(転院)【6号】』みたいなメモを総務の人に見せながら説明したのでわりかし伝わりやすかったです。

とにかくいつもの癖で健康保険証だけ出さないように気を付けてください

それでは、素敵なぎっくり腰ライフを。 

そのほかのお金などの雑記はコチラ

niga.hatenablog.jp

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