老後2000万円問題解決したのでサイドFIREしたい

低年収30代が貯蓄2500万を資産形成するに至ったケチくさ記事を書いています。

続・リボ払いの金利やデメリットも計算しないで利用して、金借りに来るのやめてくれへん?【民間の健康保険ディスり】

 

続・リボ払い漬けになった弟に300万貸すだけの話

先日、実家からに呼び出しを受けて弟がリボ払い漬けになっており借金500万のうち300万を親を連帯保証人にして貸した話をしました。

niga.hatenablog.jp

どうも自分とは金銭感覚でズレてるなぁということがあったのでちょっとそれをまとめておこうかと思います。

『ケチ!お金余ってるなら利息なしで貸してくれたっていいじゃないか!』ワイ「は?」

利息3%、連帯保証人有という条件で300万を貸したものの。それ以下の条件では貸すつもりは毛頭ありませんでした。

そもそも、私に頼らなくても弟は年収が高いから個人再生を申請すれば一人でなんとかなるからです

嫌いな親父を連帯保証人しといて払えなかったら、毒親との縁を切る口実にする…などなどオプション的なメリットがあったのでお金を出した次第です。

それでも貸すこと自体相当の甘やかしだと思います。まぁ、エリートの人間に恩を売っておけばそのうちなんとかなるでしょうという打算的なものもあります。

他にお金なんて回すところなんていくらでもある。利息3%も相当ディスカウントした次第です。

 

なので、お金を出すこと自体かなりの譲歩をしているという認識を持ってもらいたかったのだが…主に親父から

「ケチ!どうせ金持ってっても無駄なんだから無利息で貸してあげたっていいだろ!」

みたいなことを言われるわけです。ちょっと何言ってるか分からないです(CV:富澤)

おそらく定期預金に預けていても利息なんてほとんどつかないから無意味だ。だから、無利息で貸せ。ってことなんでしょうけど。横暴すきません?

 

兄はFPなので分かっていたと思いますが、人の金を抑えるということがどれだけの機会損失を与えているのかということを根本的に分かっていないんですよ

なんか貸さないこっちが悪者みたいな空気にされるわけ。いっぺん説明して話してもよく伝わなかったから諦めて、こっちも「利息3%連帯保証人有で」と条件だけしか言わないようにしてました。

兄弟を見捨ててまで金稼ぎをしたいとは思わん。でも、それなりの金額は貰わんとやってられん。

弟は多少利率貰ってもエリートで高収入なので金の使い方さえ誤らなければ何も問題ない。まぁ、金の使い方を大いに誤ったからここまで借金があるんだけど。

前の記事にも書いたけど、無利息で証拠なしで貸したら贈与税も疑われてしまいますからね。自分を守るためにも利息は取っておくに限ります

『たしかに借金はあるかもしれないけど、生活は変えなくてもいいよね?』ワイ「は?」

これは弟者が直接言ってはなかったけど、だいたいそんな感じのニュアンスな態度を取っていたという話。

どうやら兄は前日から弟とあっていたらしくFP目線で生活の改善等を進言。

基本、全てが外食。残業があった時は終電を簡単に諦めホテルに泊まって家にも帰らないときもあったようです。

「奥さんも協力して出来る限り家でごはんを食べましょう。水筒を持っていきましょう。コンビニの使用は控えましょう。タバコはやめましょう。格安SIMにしましょう」

などなど。まぁ最もな意見を提案をしているんですよ。

兄者は私と違ってウシジマ君ではない。弟者の年収の高さなら、返済額と期間を想定しながら子供の養育費は一切削られないで大丈夫なプランを提案しているのだ

そこを弟者は気づいていない。自分が我慢すれば子供には一切の負荷がかからないことを。それくらいの社会的に有利な年収を貰っているということを。

タバコ辞めて水筒持っていけば済む話じゃないか。格安SIMにすれば済む話じゃないか。

 という話をしていたんだけど、あまり当日中はあまり快諾するような返事が聞けなかったです。

まぁ、弟も大分疲弊してたから精神的な何かを相当抱えていたようではある。なので、返事をするのが色々と怖かったのかもしれない。

無理強いはできない。できない…が膿みを出さんとどうにもならんのだ。

一度上げた生活水準を落とすのは本当につらい。ならば最初から上げない方が幸せなのだ。

 

後日談ですが、禁煙外来にも行ってるようではある。格安SIMとかは…あんまし分からないんだろうなぁ…。まぁ、こっちは金が帰ってくれば何も文句は言うまい。でも、なんだかんだで前向きに色々検討してくれてるようで何よりです。

まぁ、いっぺんにやると精神が病むから少しずつ着手していってください。借金はしているものの、それくらい余裕があるくらいの立場にいるのだから。それは誇っていいと思う。

『いや学資保険と個人年金保険は必須だから!借金返済が遅くなるのもやむなし』ワイ「は?」

個人年金年金と学資保険に入っているとのこと。

これも兄者はいらんと。自分もいらないと思う。

ただ、これも結局、弟者は解約する同意は得られなかった。

学資保険はよくわらかん。まぁ、でもだいたいこういう保険の商品って病気やケガをするかしないかのネガティブなギャンブルみたいなもんですからね。宝くじみたいに相当期待値が向こうに有利になるよう設定されてるんでしょう。子供のことなんで気持ちは分かりますけど、FPの兄は一切加入していないとのこと。

www.aegonsonylife.co.jp

個人年金保険は本当に論外。要は掛け捨てじゃない高級な保険。毎月数万な感じだと思うけど、全く興味がないのでざっくりとしか調べてません。

なんでこういうリボ払いといい、個人年金といい、分かりやすい金融トラップを全部踏み抜いていくんですかね…。

満期(多分60歳くらい)になったら自分の掛け金が大方もどってくる、そして健康保険も享受できるという内容。良く聞こえるかもしれないけど、全くいらない。個人的な偏見だがまずそもそも健康保険は絶対にいらない

まずそもそも掛け金が戻ってくるけど、そんなに増えない。つまりさっき言った「人の金を抑えていること」と同義なんですね

兄はFPなので分かっていたと思いますが、人の金を抑えるということがどれだけの機会損失を与えているのかということを根本的に分かっていないんですよ

そんなとこに払ってる暇があったらとっとと借金返して、余剰資金作って投資した方がコスパがいいです

仮に一時的にお金がないなら、お金が貯まるまで掛け捨ての安い共済とかに入って一定金額貯まったら解約すればいい。

 

何十年も資産を円に固定されてしまうことってリスクになる場合もあるんですよ。円安になったときやインフレになったときに対応できない。要は額面上は変わってないけど、物価が上昇してしまったときにテンパるわけです。

状況に応じて円以外の資産に逃がしてやるとかそういうこともしておくとよろしいんじゃないかと。これに関しては自分も耳が痛くて、株だけじゃなくて外貨や外国株に分散して逃がしてあげる必要はあるんじゃないかと。でも、為替リスク怖ぇんだよなー。

ワイ『会社の保険に入ってれば治療費は月MAX8万が天井だから保険には入んなくていいよ』弟者「は?」

じゃあ、「ノー保険でケガになったら?」と言われる。

そもそも民間の健康保険に入る理由ってなに?

それは病気を患った時にお金がなくなるかもしれないから

大丈夫です。民間会社の健康保険に加入しなくても、日本はそういうとこ無駄に手厚いから会社の保険で全部カバーできます。というか民間の保険入ると会社の保険が優秀すぎて過剰保険になっちゃうんですよ。

 

国民健康保険もしくは会社の保険に入っていれば「高額療養費制度」というものがあります。この制度のおかげでどんなに重い病気になったとしても月8万を越えたらそこから青天井にキャッシュバックされます

 

自分はブラック会社勤務時、極度のパワハラによって月に2回ギックリ腰で救急車で緊急搬送されたことがあります

1週間ほどの入院費も込みで1回6万。合計12万の・・・はずだが、特に何も手続きをしてないにも関わらず後で4万ほどキャッシュバックされる申請書が勝手に自宅に郵送されてます。

 

なので、金を貯めて、病院に都度金を払った方が得になる場合がほとんどです。保険料を毎月払った方が高くつきます。んでその浮いた余剰資金を投資に回せば個人年金保険になんか入らなくても自力の金でカバーすることができます。よって要りません。

 

ワイ『事故に遭って入院しても傷病手当金の申請すれば給料の2/3は出るよ。会社クビになっても支給されるよ』弟者「は?」

だから、入院治療費よりも毎月の保険料総額の方が圧倒的にコスパが悪いと思うんですよ

あと、入院中の給与保証も特に問題ありません。会社の保険には「傷病手当金」という制度があります。 

これは4日以上会社を休むようなことがあった場合、完治して出勤できるまで最長1年間半、給料の3分の2が支給されるというもの

この支給される1年半の期間中に会社を退職または解雇された場合でも有効です。(ちなみにケガや病気を理由に解雇をするのは労働安全衛生法上、違法です。)

なので、入院中の給与保証を謳うような保険に入る必要はないんですよ。あまりにも長期間の入院になっちゃうと、賞与はなくなり翌年の有給は付与されなくなるけどね。

 

まぁ、子供が3人とか4人とかいたら状況は変わって3分の2でもきついかもしれないですけどね。ただそれでも無収入よりかはいいし、奥さんが軽いバイトをすればカバーできるくらいの金額になるかもしれない。

なので、基本は民間の健康保険は契約せず貯蓄してケガ病気のたびに払う方が得になる場合が多いです。あと、厳密にいうと傷病手当金は収入ではありません。なので所得税が翌年かなり減ります

 

ただし、傷病手当金支給中は「会社に勤務できない人に支給される」手続きなので、副業などをして働いてお金を稼いではいけません

そのため、会社に復帰した瞬間、傷病手当金は支給されなくなります

あと、一度申請したら1年以内は再申請できない場合がありますブラック会社の保険はそういう規定だった)

受給中退職した場合、失業保険と同時に受給することはできません。その場合、失業保険の受給をズラすことができます

 

なので、休職中きちんと節制できれば、不安にならない程度の給与保証はあるんですね。ケガした瞬間、収入がゼロになってしまう国じゃないんですよ。日本という国は。 

ワイ『一生のもののケガとか病気になったら障害年金があるから』弟者「は?」

もし腕や足をなくすような事故で一生もののケガをしてしまったら、今度は障害年金が通るのでそこに対する保険を張る必要性もありません。ガンの内科障害は通りにくい傾向がありますが、仕事に支障きたすことを証明できれば通る可能性が高まります。当然ですが、高額医療保険により月の限度額はMAX8万です。

ganclass.jp

当然ですが障害年金が支給されない可能性は完全にゼロではありません。ただ、社労士に有料課金することで申請に通る可能性を更に高めることもできます

持論:民間の健康保険が必要になる確率はゼロじゃないけど、天文学的な確率だから相当な不利なギャンブルである

まとめると、自身が生きていけないような超重度の障害を負い、なおかつ社労士に依頼しても障害年金が通らないときのみ「民間の健康保険に入っててよかったぁ」という状況になります。

でも、そのケースって天文学的な確率でしょ?期待値と割り合ってない訳です競馬の3連単を複数回連続で当てるような確率にベットしたいと思いますか

仮にそうなったとしても、10年20年スパンで貯金をして余剰資金で投資をして数千万の資産を形成して不労所得のお金で相殺すれば、深刻な被害は回避できるはず。高額療養費制度で月MAX8万だし。

だから保険なんか契約せずに金を貯めろ。というのは私の見解なわけです。

いや、車持ってるなら自動車保険とかは必要よ?あくまで「民間の健康保険」に限った話。人を轢いても慰謝料MAX8万とかそういうのないし。

 

自分の境遇を理解すれば生活の向上や緊急時、転職時にも役に立つ

高額療養費制度は勝手に申請書をおくってくれますが、傷病手当金は申請しないと支給されません。

会社の保険証の保険会社をググって、傷病手当金申請のエクセルをダウンロードして総務に郵送する毎月、医者に申請書を記入してもらって、それも会社の総務に郵送する。(退職している場合は保険会社に直送り)

めんどいですか?でも、たったそれだけで給料の3分の2が来るわけです。月に1回これをやればいいだけです。ブラック会社で毎日働く方が遥かに大変です。手間の割りにはコスパはいいですよ。当然ですが忘れたらその月は支給はゼロになりますからね。

これを理解しているから民間の保険は契約しなくても平気だとわかっていたし傷病手当金を疑似的に失業保険みたいな感じにして転職活動してしまえばいいや。と入院中に退職するきっかけにもなったわけです

自分の知らず知らずに契約しているものを理解すれば、無駄な契約による支出も減らせるし、緊急時も8万以上の請求は来ないことも分かっている

退職中、傷病手当金も支給されることも知っていれば、ブラック会社における入院は転職のアタックチャンスみたいな揚げ足取りにも使える

たったそれだけの知識で数か月収入を得られる。転職時、自分のお金を無駄に減らさないことにつながるのです。

備えあれば憂いなしと言いますが、既におおかた「備え」が備わっているのでそれをうまく使ってあげましょう。揚げ足を取れば数十万~百以上の出費を抑えられるかもしれません。

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